っていうクレイジーな考えに

例えばその人に会えて、

すごく満たされた気分になるのだけど、

そういう時は大抵目覚めて、

その人にはもう二度と出会えないという事に気づく



生命活動を維持する上で、全てが完成された無駄がないシステムだとしたなら、虚無感を与えるのが目的ではないはず


夢と現実、そのどちらにも確立された世界の概念があって、現実という物理世界が叶えざる事を叶えるのが夢の役割なのかもと


寝ている時間は起きている時間よりは少ないけど、それでも人生の3分の1程度なわけで


例えば夢の中で毎日のように見るあの子は、多分私の人生からすると、一生で一番会ってるのかも

365日の3分の2は

あれからたくさんの人と出会って、

あれからたくさん楽しい事があったし、好きになれる人もたくさん出来た


君とはもう何年も、十何年も会ってないし、今だって何をしているのか、どこにいるのかだって知らない



だけど忘れた事がないし、

思い出が昨日の事のように鮮やかなのは



毎日のように君を夢に見るから

自分たちにしか出来ないことをやってのける彼らが

知らず知らずのうちにたくさんの人を救っていたり


きっとそんな事を望んでいる


自分にしか出来ないことで

他者と繋がれたら

間接的にでも、誰かの心を動かす事が出来れば


そういう事を夢に見ている